発酵食品について、まず全体像から見ていきます。
■ はじめに
「発酵食品は体にいい」
よく聞く言葉ですが、日々の相談の中で感じるのは、同じ発酵食品でも体調が変わる人と変わらない人がいるということです。
その違いを見ていくと、ある共通点が見えてきました。
それは――
“発酵しているように見える食品”を選んでいるかどうか。
今回は資料をもとに、普段の食事で見落とされがちな発酵食品の違いを整理してみます。
■ 発酵とは何か
発酵とは、微生物の働きによって食品が人にとって有益に変化することです。
代表例:
・味噌
・醤油
・納豆
・漬物
・甘酒
発酵が進むことで、
・消化しやすくなる
・栄養の吸収率が上がる
・ビタミンが増える
・腸内環境を助ける
といった変化が起こります。
■ 発酵と腐敗は同じ現象の裏表
どちらも菌の働きですが結果は逆になります。
発酵:体に有益/善玉菌優位
腐敗:体に負担/悪玉菌優位
腸の中でも同じことが起きています。
■ 腸内環境は年齢とともに変わる
赤ちゃんの腸は善玉菌が多い状態ですが、加齢とともに悪玉菌が増えていきます。
さらに現代では、
・外食中心
・加工食品
・添加物の多い食事
・甘い飲料
などにより腸内環境が乱れやすくなっています。
■ 腸が乱れると起きやすい変化
相談の中でもよく聞くのが、
・便秘や軟便
・肌荒れ
・疲れが抜けない
・睡眠の質低下
・なんとなく続く不調
検査では問題がなくても、体が整わない状態です。
腸は自律神経・免疫・ホルモンとも深く関係しています。
■ 慢性炎症という考え方
腸内の腐敗状態が続くと、体の中で小さな炎症が続く状態になります。
これが「慢性炎症」。
長い目で見ると、
・生活習慣病
・老化
・体力低下
の土台になると考えられています。
■ 発酵食品の落とし穴
まずは違いを一目で見てみましょう。

すべての味噌や醤油が同じではありません。
【醤油の違い】
▼ 本醸造しょうゆ
原材料:
・大豆
・小麦
・食塩
シンプルで自然発酵です。
▼ 調合型しょうゆ
・アミノ酸液
・甘味料
・カラメル色素
・保存料
味は似ていますが作り方は別物です。
■ 見分け方(簡単)
裏ラベルを見るだけ。
原材料がシンプル → 発酵食品
添加物が多い → 調整食品
■ 味噌も同じ
▼ 伝統味噌
・大豆
・麹
・塩
のみ。
▼ 加工味噌
・酒精
・調味料
・甘味料
・だし成分
保存性は上がりますが発酵の働きは弱くなります。
■ なぜ昔の日本人は腸が強かったのか
昔の食卓には自然に
・味噌汁
・漬物
・発酵調味料
がありました。
特別な健康法ではなく、毎日の食事そのものが菌活だったのです。
■ 今日からできる小さな変更
全部変える必要はありません。
まず一つだけ。
・醤油を本醸造に変える
・味噌をシンプル原料にする
それだけでも食事の質は大きく変わります。
■ こつめ先生のひとこと
体を整える方法は、新しいものを足すことではなく、毎日使っているものを見直すことだったりします。
特別なことをしなくても、食卓には整える力があります。
■ 少し迷ったときは
食事の話になると、
「結局どれを選べばいいですか?」と聞かれることがあります。
体質や生活リズムによって、合う発酵食品は少しずつ違います。
同じ味噌でも合う人・合わない人がいたり、増やしすぎて負担になる場合もあります。
無理に変えるより、今の体の状態を見ながら整えることが大切です。
もし、
・食事を見直したい
・腸内環境を整えたい
・なんとなく続く不調がある
そんなときは気軽にご相談ください。
日常の食事や体調の変化を整理しながら、無理のない形で整えていくお手伝いをしています。
※ご相談は予約優先になります。
📍 お薬本舗モリグチビッグ
▶ Googleマップはこちら https://maps.app.goo.gl/trnY9j43oaAsRgLJ9?g_st=ipc
【次回予告】
「発酵食品を増やしたら、お腹が張った」「逆にしんどくなった」
そんな声も実際にあります。
次回は、よくあるサイン別に“調整のしかた”を整理します。


