ガスター愛用者が急に胃痛に
30代後半女性からのご相談
あまり肌肉がなく細身の方で長年胃が痛いということでガスターを服用しています。
当店では精神的なお悩みで以前から通っておられ、動悸や不眠、不安感は少しずつ良くなっております。乗れなかった電車も乗れるようになってきています。
今回は、精神的な悩みではなく、胃痛に関してということです。
お店に来ていただいた時も、胃が痛いと言うので、まずは確認することにしました。
フィンガーテストでチェック
フィンガーテストに関してはこちらを参照くださいフィンガーテスト
背中の胃のあたりを確認すると、強い反応がありました。
当店で人参湯を服用していただいてるので、虚(冷え)の反応かと思いきや
実(熱)の反応でした。
胃が痛い場合に見合う漢方薬は三黄瀉心湯(1回1/5)の反応でした。
冷水で服用いただき、どのくらい胃が痛い状態が落ち着いたかお聞きすると
10のうち3だけ良くなったとの回答だったので
あれ?と思い、再度同じ箇所を確認をしていましたら
「ちょうど今月経前だからでしょうか?」とおっしゃったので
「食欲いつもより過剰になってますか?」と尋ねました。
「そうです」と言うので、こんどは同じ箇所の深いところをチェックしました。
すると今度は腎経虚の反応があり
それに見合う漢方薬は桂枝加朮附湯(1回1/2)が反応
温かいお湯に溶きお飲みいただくと
あら不思議^_^
一瞬でキリキリしてた胃が痛い状態10のうち10良くなりました。
ご本人曰く「触ったら胃のところが硬かったのが柔らかくなっています」
との事でした。
桂枝加朮附湯1回1/21日2回服用ぶんを6日分12包(2,000円)をお買い上げいただきおかえりいただきました。
まとめ
人参湯は内を温める冷えから胃を守る働きがあり
桂枝加朮附湯は外から温め体表を衛る働きがあります。
この頃急に涼しくなってきたにもかかわらず、首や肩あたりが薄着で冷えやすくなっていたのが体表を冷やし、腎膀胱の経絡、脾胃の経絡に寒邪が侵入したのでしょう。
東洋医学には表裏一体という考え方があり
外を冷やすことで、結果胃に症状を引き起こしたのです。
身体が弱い時、メンタルが弱い時には、邪気が簡単に体内に侵入してきます。
一般的な邪気には風、熱、湿、燥、寒があります。
ちなみに、寒邪は腎膀胱へ侵入しやすい邪気です。
お気をつけてお過ごしください^_^