喉の痛み【症例】

喉が痛いと言っても、原因は様々
そのため、使う漢方薬も様々あります。
甘草湯、桔梗湯、駆風解毒湯、排膿散及湯、麻黄附子細辛湯、葛根湯加桔梗石膏などなど

喉の痛む場所によって漢方薬が選ばれたり
痛みの具合、例えば唾を飲み込むのも辛いほど痛い場合は、熱による喉の痛みと考えます。

温度差によってもたらす喉の痛みの相談

50代後半女性
乳酸菌フェカリンを購入のためご来店
少し世間話をしていると
2、 3日前から喉が痛いとおっしゃるので、少しみてあげることにしました。

まず、風邪かどうかの判断をしなければいけないので「症状の変化はありますか?」と伺いました。「いえ、ずっと喉が痛いだけです」とお客さん

風邪の場合であれば、必ず症状に変化が起こってきます。
喉の痛みから熱、食欲の減退、節々が痛いなど症状が一定ではありません。
同じ症状が同じような時間帯で悪化するようであれば、それはアレルギーです。

お客さん曰く、「春はいろいろアレルギー反応があるのはわかっているが、秋は無いんですけどねぇ」とおっしゃいます。
この場合、思い当たるのが寒暖差アレルギーです。
寒暖差によって受けるストレスが影響し、肉体に症状を起こします。

フィンガーテストによる反応チェック

アレルギー反応のあるツボでチェックをしたところ、強い反応があり
肝経絡が実
いちばんストレスを受けやすい肝の反応があり、問診と一致
適合する薬方は
水眩湯

お湯に溶きその場でお飲みいただきました。
2、3分様子をみて「いかがですか?」とお聞きしたところ


喉のイガイガが今はありません。朝もお湯を飲みましたが、お湯ではイガイガ取れませんでしたから、この漢方薬がきっと効いてるんですね?」

「はい、そうですよ。アレルギーでしょうね。この時期は足元が冷え、熱が上昇しやすい状況にあるので、足元を冷やさないように気をつけましょう。知らず知らずに冷気がストレスになっていますよ」

まとめ

最近、喉が痛い方が増えてると感じます。みなさん免疫力低下してるんじゃないでしょうか。
10の治療より1の予防です。


症状が出てから対応するのではなく、症状が出ないように予防しましょう。