漢方小説第24話『扉の向こうの沈黙』 開店から一か月。おばあちゃん先生を目当てに訪れる人たちに、留守や出張とごまかし続けたこつめ。やがて嘘をやめ、祖母の死を告げる決意をする第24話。継ぐことを手放し、一から店を創る覚悟が描かれる静かな転換点。 2026.01.11漢方小説
漢方小説第23話『瓦礫の中の希望 ―名を名乗る日―』 崩れかけた薬屋の修繕が始まり、こつめ青年は初めて「自分の店の名前」と向き合う。おばあちゃんの記憶、守口の町、そして“ビッグになりたい”という想いから生まれた店名――お薬本舗モリグチビッグ。覚悟を決める第23話。 2025.12.14漢方小説
漢方小説第22話『崩れかけた棚と、ひとつの生薬』 こつめ先生が守口のおばあちゃんの店を継ぐ決意を迫られる第22話。再開発で揺れる古い薬屋、崩れかけた棚、当帰の瓶、人の縁で繋がる奇跡の瞬間。山中さんの言葉に背中を押され、店名を考えるところまで描く感動回です。 2025.12.06漢方小説
漢方小説第21話『迷いの灯 ―成人期の幕開け―』 守口に戻ったこつめ青年を待っていたのは、荒れ果てたおばあちゃんの家と土地の立ち退き問題。必要資金1000万円に対し集まったのはわずか500万円。明日が最終決定日という極限の状況の中、揺れる“迷いの灯”が描かれる感動の第21話。 2025.11.24漢方小説
漢方小説第20話『別れの処方箋 ―師弟の約束―』 京都での修行を終えようとするこつめ青年に届いた突然の知らせ。亡きおばあちゃんの店が立ち退きの危機に。師匠との最後の言葉—「こつめ君への処方箋や」—を胸に、こつめは守口への道を選ぶ。静かに涙を誘う青年期最終章。 2025.11.15漢方小説
漢方小説第10話『さよなら、おばあちゃん』 「こつめ、ちょっと来てくれるか?」そう言われて、ぼくは薬棚の整理を途中でやめた。いつもの声。いつもの調子。でも、何かが違った。縁側に、おばあちゃんが座っていた。畳に映る影が、いつもより細くて、頼りない。「こつめ。あんた、よう手ぇ動かすように... 2025.07.26漢方小説