気虚

漢方小説

第26話『はじめての処方』

祖母の常連客に初めて向き合い、自分の力で処方を考えるこつめ先生。知識と不安の間で揺れながら書いた一枚の処方箋。青年期の大きな一歩を描く第26話。
漢方小説

第16話『修行の日々 ―気虚の学び―』

京都での修行が始まったこつめ青年。師匠の穏やかな眼差しのもと、初めて出会った「気虚」の患者。補中益気湯の処方を通じて、“風船のような脈”が示す心と体の虚を学ぶ――。漢方家としての第一歩を描く第16話。
漢方小説

第5話『おまえはどんな“気”をしてる?』

春のはじまり。朝はまだひんやりするけれど、昼になるとぽかぽかと陽射しが差し込む。だけど、こつめ少年の表情は、いまひとつ冴えない。「……なんか、しんどいんや。」熱もない。咳も出ない。風邪じゃなさそう。でも、朝からぼーっとして、ご飯もあまり進ま...